昨日に引き続き、User Local Chat AIを使用したシステム開発の流れをお伝えします。
目次
- User Local Chat AIとは
- 作成した社内ツール
- 作成の極意
- 作成手順(本記事)
4. 作成手順
1.要件定義
まずは、要件定義からです。
作りたい機能についてのヒアリングを進めましょう。
ここで、まずは乱れ書きでいいので、片っ端から要件をテキストファイルに残します。
2.AIとの要件定義の壁打ち
要件定義で必要な要件を洗い出せたら、テキストファイルができているはずです。
それを丸ごとコピーして、User Local Chat AI(以降チャットAI)に投げましょう。(開発全般における極意 1)
投げるときは、以下のテンプレを使用してみてください
以下のようなシステムを作りたいです。まずは、要件の確定を行いたいです。以下に、今回の開発の要件を書いたので、そこから不明点を上げてくださいまだ、コードは書かないでください**ここに1で作ったテキストファイルの中身をコピペ**
すると、AIが疑問点を返してくれるので、それぞれの回答を用意しましょう。
3.要件定義の清書
ここが以外と大事です。
2で確定した要件をマークダウン形式にまとめます(開発全般における極意 2)
理由は、マークダウン形式がAIにとって理解しやすいフォーマットだからです。 1で作成したのは、重複があったり、結局言いたいことが伝わらない内容だったりします。
それでは、AIが実際に開発するときに、何を軸として開発していいか分からなくなってしまいます。それを避けるために、AIにはなるべく明確な指示を出す必要があります。
そのために明確さを求めるため、マークダウン形式を使いましょう
4.設計書の作成
まだ、コーディングはしません。
まずは設計書が必要です。
これにより、AIがコーディングをしていくときに、作成する上での指針を示すことができ、変なコードを作成する可能性を減らせます。
今までのチャットは、要件定義を作成するために、たくさんのゴミデータ(重複データなど)を収集してしまいました。
その状態で、設計書を作ると、ゴミデータの内容を反映する恐れがあります。
それを避けるため、新しいチャットを立ち上げましょう 新しいチャットを立ち上げた上で、以下のプロンプトを実行してください
システムを作成したいです。要件は以下です。`ここに3で作成したマークダウンをコピペする`この要件に沿うような設計書を作成してください。コードを作成する必要はありません。
ここで、設計書を提示してくれるので、全部コピーして
テキストエディタに貼り付けて、手作業でマークダウン形式に修正します。(面倒くさい。。)
適宜、想定と違う部分があれば、ここで修正しちゃいましょう
5.モジュール構成とファイル構成の作成
新しいチャットを設定して、以下のプロンプトを実行してください。
これも重要な作業です。
4で作成した設計書をチャットAIに渡すと、1ファイルに全コード書き込んで提示してきます
どんなに小さいシステムでも余裕で1000行を超えるようなものを提示されても
誰も見る気になりません。
何より、メンテ性が悪すぎます。
(私も以前の担当者がこの方法で作ったゴミコードに泣かされました。)
必ず、モジュールごとにファイルを分けて作成してもらうようにしましょう
4で作成した設計書をコピペ 以上の設計書に基づいて、モジュール構成とファイル構成を提示してください。コーディングの必要はありません。
ここで、提示してきた構成を見て気にくわない部分は修正してください。
そして、できたものを4の設計書に追記するようにしてください。
追記例:
### ファイル構成・モジュール構成
ここに出力されたものをコピペ
6.コーディング準備
これがかなり大事です。
何度も言いますが、チャットAIは本当に記憶力が悪いです。
「この前のチャットでこうしようて決めたじゃん。なんで反映してくれないのさ!」
なんてことはしょっちゅうあります。(残念)
それを未然に防ぐのが、カスタムチャットです。
これは、チャットに独自のルールを設定できるようなものです。
設定方法
1.画面左のサイドバーから「カスタムチャット」をクリック
2.このチャットのタイトルを決められるので、何か適当に名前をつけます(例:Excel分割システム作成用)
3.プロンプト入力部分に、下記を設定します。
プロンプト実行の前に、添付の「4で設定するファイルの名前」を内容を読み、
それにしたがって、コーディングをしてください
4.ファイルを選択するセクションにて、4で作成した設計書を選択しましょう
(たぶんマークダウン形式の.md拡張子だと、添付できる拡張子として対応されていないので、「設計書.md.txt」のように一時的にテキストファイルに変更しましょう)
7.コーディング
お待たせしました。ようやくコーディングです。
新規チャットを作成しますが、ここで5で作成したカスタムチャットを選択しましょう
ここでは、以下のようなプロンプトを実行してください
添付されている設計書に基づいて、コーディングを進めてください一気に全コード出力せずに、ファイル構成に基づいて、1ファイルずつ作成してください
そうすると、1ファイル出てきます。 ここでコードの確認をしましょう。
最低限変なことをやっていないか確認します。
コーディング用チャットには、必要以上のいらないデータをためておかないようにするためです。
これで、全コード出力+確認できたら、晴れてコーディング完了です!
お疲れ様でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まぁ、そもそもチャットAIとは、チャット型のAIなので、Claude CodeやCodexのように、自動で何でもやってくれるものではありません。
かなりの部分を人間の手作業でまかなわなければならないです。
しかし、それでもAIを活用した方が圧倒的に早く作成が進められます。
私も5日予定をつけてもらっていた本タスクを1日で3日で終了することができました。
あるもので、どうにかする作として、もし良ければ活用してみてください
長文読んでくださり、ありがとうございました。



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